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汚染水回収へ全力 福島第1原発、安全委「炉冷却に年単位」

 福島第1原発の事故で、東京電力は29日、1号機に続いて2、3号機でも、タービン建屋地下にたまった高濃度の放射性物質に汚染された水の回収に向けた作業を始めたと発表した。汚染水を回収しないと復旧に取りかかれないためだが、作業は難航している。

 東電はたまり水について、原子炉から出た蒸気を冷やして水に戻す「復水器」に回収する計画。ただ、2、3号機の復水器は、地震直後の停電で排水されなかったためほぼ満水になっている。復水器を空にするため、これらの水を建屋外側にある「復水貯蔵タンク」に移す必要があるが、このタンクにも2号機で半分近く、3号機で半分以上水が入っている。このためまず、両タンク内の水を「サージタンク」に移し始めた。

 一方、1号機では復水器の容量に余裕があるため、回収を進めているが、目立った水位の低下はないという。東電の武藤栄副社長は29日夕の会見で「(回収の)めどは立っていない」と説明した。

 1~3号機のタービン建屋地下から海側につながるトレンチ(配管などが通るトンネル)の立て坑にも、高い放射性物質を含んだ水がたまっている。東電はあふれそうになっている1号機の立て坑について、土のうを積むなど応急措置をした。

 この日は、4号機も中央制御室の照明が点灯し、1~6号機すべてに明かりがついた。

 国の原子力安全委員会は29日、原子炉の冷却作業について年単位の時間が掛かるとの見通しを示した。会見で代谷誠治委員は「原子炉を止めて1、2週間で(核燃料の発熱量は運転中の)1%程度になるが、そこからなかなか落ちない」と説明。冷却が必要な期間を「かなり長期、年オーダーと考えていい」と述べた。

 効率良く冷却するためには、外部からの注水ではなく、冷却水が炉内を循環し続ける本来のシステムに戻す必要があると指摘。代谷委員は「1、2年間でその方向に持って行かなければならないが、今の状況では作業ができない」と語った。

(中日新聞) 2011年3月30日 02時02分

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