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ロンドンのクリスマスは正月です

ロンドンに限らないが、海外で暮らしていると日本の文化風習を説明する機会が結構ある。日本にいると誰からも質問されないようなことを聞かれるので、答えに窮することも少なくない。当たり前すぎて考えたことがないのだ。「わび」「さび」なんて日本語でも説明できないし、「芸者」を正確に説明しようと思ったら、歴史背景を本格的に調べる必要がある。

日本人の宗教について質問された場合(幸いここはアメリカではないので「Hey! What is your religion?」なんて聞く人はいないけど)、僕は通常仏教と神道の違いを説明する。死に関するものが仏教で、それ以外が神道。

お宮参り、七五三、初詣、合格祈願、多くの儀式的イベントは神道であり、お坊さんが出てくるのは死んだときと死んだ後だけだ。寺が仏教、神社が神道。お参りするときに静かに手を合わせるのが仏教、かしわ手を打つ(パン・パン)のが神道。

最近だとクリスマスの話題が多いが、英国のクリスマスでも宗教色は薄まっているようだ。クリスマスイブの教会はどこも盛況らしいが、それは普段教会に行かない人が多いことの裏返しでもある。

ロンドンの(あるいは英国の)クリスマスは日本の正月に似ている。店はすべて閉まっているし、電車も動いていない。家族全員で七面鳥かチキンを食べつつダラダラ酒を飲み、特別編成のテレビを見る。多くの人が家にいるのが分かっているから、面白そうな映画がいくつも放映される(芸能人かくし芸大会はない、残念ながら)。

一方、日本のクリスマスはそういうわけにはいかない。正月と同じことをクリスマスでやってしまっては正月にやることがなくなってしまう。従って日本のクリスマスはバレンタイン・デイ風になる。若者たちが愛を語るイベント。まさか今はそんなことはないと思うが、バブル期には1年前から予約しないと洒落たイタリアンやフレンチレストランの席を確保できなかった。

僕は今夜、つまりクリスマスイブのフライトで日本に向かう。クリスマス当日に日本に着き、浮かれる若者たちを尻目に数週間ぶりで家族に再会する。もちろんそれは楽しみなのだが、今は少々気が重い。出発までに大掃除しないといけないから。なにせこの数週間一度も掃除していないのだ。

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